久佳乃Blog

読書

村上春樹氏の本と想像とヴォイストレーニング

なんでもいいのです。
自分の思うこと、感じることを率直に話しましょう。
自分の想像したいように想像し、自分の歩きたいように歩きましょう。

こうでなくてはならないとか、こう言わなくてはならないのではないかとか
そういうことを一切心配せず、自分の中のほんとうの感覚について話してみましょう。

昨日のヴォイストレーニングのレッスンでも言葉にする機会がありました。

村上春樹さんの本を読んでいると、不思議といつも同じ感覚になります。
二十年前と今も変わらず、同じような気持ちになります。

先日信州へ帰った際、長い夜の時間を楽しむためにと買った「海辺のカフカ」は
私を二十年前と同じ感覚に連れて行ってくれます。

その頃特に好きだったのが「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。
物語の中の人物に思いを馳せ、少し恋もしていたように覚えています。
少し恋をする...自分の中でどういうことだろう?ともう一度思い出してみますが
「少し」という言葉が私の中では適切なような気がします。
というのは、けして物語の中に私が入ることはなく
その物語の中の世界はパーフェクトに感じられるからです。

そのようなわけで、当時の私は自分が少し大人びているいう気持ちを持っていました。
特に人と人との間に生まれる想いの距離感のようなものには敏感でした。
だからというわけではないのかもしれませんが、友人たちによく相談を持ちかけられました。

親が離婚をしたんだとか、親が離婚をするのだとか
新しいお父さんのこと、新しいお姉さんのこと、

彼との間をはっきりしたいのだけれどどうしたらいいのだろうとか
彼も私のことを少しは気にかけてくれているのだろうかとか
それをどうやって知ることができる?だとか、

女の子とは特に恋を現実的にしたがるのかな、と考えたりしながら。

いつの間にか私には「恋愛の達人」という肩書きめいたものがつくようになって
思春期の男の子、女の子の恋愛事情を耳にする機会が多くなっていきました。

「恋愛の達人」といえば、まるで蝶のようにたくさんの花の上をひらひらと舞うような
華やかな女性を思い浮かべることでしょう。
ですが実際はそうではなく、恋愛に悩んだら恋愛の達人に相談してみれば解決する、という看板のようなものでした。

だれもが頷くようなことを言っていたわけではありません。
説得したわけでもありません。

ただ、ひとつひとつの想いをひとつひとつの想いにほどいてあげたり

ひとつひとつの想いの中の優先順位を聴いてあげたり

ひとつひとつの想いの中で今いちばん大切な想いを聴いてあげたり、

そうするだけ。

それでみんな自分の中に自然に在った答えに気がついていくのです。

すべてがあなたの想像(創造)の世界。

すべて、私たち自身がつくりだした想像(創造)の世界だからこそ...

なんでもいいのです。
自分の思うこと、感じることを率直に話しましょう。
自分の想像したいように想像し、自分の歩きたいように歩きましょう。

こうでなくてはならないとか、こう言わなくてはならないのではないかとか
そういうことを一切心配せず、自分の中のほんとうの感覚について話してみましょう。

昨日のヴォイストレーニングのレッスンで、言葉にする機会がありました。

2009.03.01 | 読書


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