ウィーンの静物画に触れて
先日兵庫県立美術館に出かけてきました。
ちょうどウィーンの静物画が展示されていて
来年オーストリアに出かけようと思っている私にとって
とても良いタイミングをつかんだと嬉しい気持ちになりました。
ふと何かに心をつかまれたとき、
このようにそこに続く扉がばたん、ばたんと開いていくようなことは
私たちの日常の中でそれほど珍しいことではないのでしょうね。
ただ気がつかないまま、そこを過ぎるか
ただ気がついてそこを通るかだけの違いのように思えます。
これほど厳選をして旅に出かけようと思ったことは
今までの人生の中で初めてのことです。
今までの旅行といえば、なんとなくだったり、行き当たりばったりだったりと
とりあえず行ってみようというものでした。
そんな旅行にも得るものはもちろんありますが、ここでいう厳選という意味は
自分は今、何を感じたいかを選び抜いた、問いかけ抜いたという
旅に出る前にもうすでに何かを得ているなんともいえない充実感のことなのです。
こういう気持ちを心の旅というのかもしれませんね^^
今までと違う自分を発見するのはとても楽しいこと、嬉しいことです。
ある程度の年齢になり、今までいろいろなことを経験してきました。
そして、まだいろいろなことを経験していません。
ただ時間には限りがある。
残りの人生、何に心を留め、エネルギーを燃やしするかを
厳選するというのはほんとうに楽しいことです。
並んでいる静物画を見て感じました。
古のウィーンの都にも時間を儚く思う人たち、
いくら金銀財宝に目を奪われても時は待ってはくれないという憂いや皮肉を
絵で表現した画家たちがいる。
静物画の中に佇む楽器や懐中時計がそれを物語ってくれています。
裏返った楽器の背にうっすらと溜まったほこり、針を止めた懐中時計・・。
ほんとうに大切なものってなんですか?
そんなことを問いかけられているような気持ちになりました。
大切なものを見つけられる喜びをいつも持っていたいものですね。
そして、大切なものを見つけられる自由があるということを
感謝する気持ちを忘れてはならないと思っています。
そんなウィーンの静物画展に触れてみたい方は、
どうぞ、兵庫県立美術館までお出かけくださいませ。
3月29日(日)まで開催しております^_^
2009.03.23 | 音楽のある生活
