久佳乃Blog

集中力を渇望しよう。

今、読んでいる本に「集中力」セロン•Q•デュモンという本があります。

はじめに、彼は「何かを達成するためには集中しなければなりません」と
集中力を目的達成のためのマストととしています。

それはそうでしょ、と容易に思うことはできるかもしれません。
でも、果たしてほんとうに、どれだけの人が集中力の大切さを
身にしみてわかることができているでしょうか。

身にしみてわかるというのは、悲しくて涙が出たり
怒りが込み上げてきたり、夜も眠れなかったりすることだと思います。
それだけのどうしても射たい目的があるかということにもなるでしょう。

どうしても全うしたいと思っている人と、
どうしても全うしたいと思っていない人では
集中力の大切さ、重さが違うということです。

集中力がほしい、集中力を身につけたい、
どうしても集中力が必要なんだ!
と身につまされて感じられるようになれる、
今ここで全うしたいものを持つことが大事だと思います。

そして幸運なことに、集中力は訓練で身につきます。
ヴォイストレーニングでも身につきます。
とにかく、身体と心をセルフコントロールする方法論を学んで
あとはひたすら実践し続けることです。

だから、まずはその前に
集中力を喉から手が出るくらい望むこと。
渇望してほしいと思います。

2012.05.27 | 読書

歌の練習ってなあに?

教室に通い始めて間もない方で
よくこのようにおっしゃる方がいらっしゃいます。
「すみません、あまり練習してこなかったんです。。」
とても申し訳なさそうに、あるいはこちらに知っておいてほしい
というようなニュアンスでおっしゃるのですが
果たして、その練習とは
そもそも当を得た練習になっているのでしょうか。

かつてわたしもピアノを習っていた頃、
練習をせずに先生のレッスンを受ける日は苦痛で仕方ありませんでした。
弾けば練習していないことがバレてしまうし、
先生にはもちろん怒られるし、レッスンが終わる度に
次は絶対練習して臨むんだ!と心の中で自分を叱咤するのですが
あっという間に次のレッスンの日がやって来て、
また練習をしていない自分を情けなく、やろうと思ったのに
やれていなかった自分を惨めに感じたものです。

たしかにピアノは、まずは指で鍵盤が弾けるようになるために
ピアノの前に座り、楽譜を眺めては正しい指運びで鍵盤を叩くといった運動を
繰り返し練習する必要があります。
これは演奏する前のプロセスで、練習に他なりません。
十本の指でピアノの鍵盤を弾くという運動は、私たち人間にとって
ある種特別な行為、ピアノという発明品に合わせて指を動かすといった
技術的な行為であるといえます。
楽譜を一瞬にして捉え、楽譜通りに指が鍵盤の上を動くようになるまで
長い時間の練習が積み重ねられ、そのうち、
まるでピアノが自分の身体の一部になるといったところまでいって
初めてそれは技術とは言わなくなるような気がします。
ピアノを弾くといった行為がこの段階までくると
この演奏者にとって、練習といった行為は
ただ楽譜通りに鍵盤を弾くことを何度も繰り返すといった行為とは
違うものになってきます。

さて、長くなりましたが、歌の練習とはいったい何でしょう。
わたしが考える歌うという行為は、技術ではありません。
ピアノという楽器を指で弾くという、ある種の特別な行為ではなく
人間が生まれ持った能力であると思うのです。
歌というから特別に聴こえるのかもしれません。
では、こうならどうでしょう。
声を発するという行為、言葉を発するという行為、
泣くという行為、笑うという行為、人と思いを交わすという行為。
声はなんのためにこの世に生まれたのかを思えば
おのずと答えは出てきます。
特別な技術ではない歌うという行為を練習するというのは
少し変な言葉になります。

じゃあ、歌は練習しなくても上手くなるの?
わたしはどうして歌が上手くないの?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
悩んでしまいますよね。

歌が上手になりたい、と強く願っている皆さんに
わたしは心から伝えたいことがあります。
それは、当を得た練習をしていただきたいということです。

ずばり、歌が上手になりたかったら
まず人と思いを交わすという行為、人とのコミュニケーションに
一生懸命になって取り組んでください。
相手と目を合わせて、そして相手の言葉によく耳を傾けて
自分の思いや相手の思いを楽しく交換するのです。

次のレッスンまでにどんなことを練習したらいいですか?
というご質問もよく受けますが、
日常の生活の中で、会話の中で、
相手とより心と心を交流させること、
今までよりも元気に職場で挨拶をすることだったり、
家族に普段感じていることを伝えてみることだったり、
「ありがとう」と素直に言ってみることだったり、
もうそれはそれは色々なところで、色々な場面で練習できます。
これは人とコミュニケーションをするという練習です。

もしかしたら、この時代で今いちばん練習が必要なことかもしれません。

たのしい音楽教室では、音楽をできるだけ実用的に用いています。
相手とのコミュニケーション、そして自分自身とのコミュニケーションに
重きを置いています。

一部の人だけが楽しむものではないことを皆さんと分かち合えるように、
人生の主役は自分だ!という時代がやって来たからこそ、
多いに歌ったり、踊ったりしながら人生を謳歌してほしい、
楽しんでほしい、笑っていてほしい、そう強く思います。

あ〜、久しぶりのブログでまた熱くなっちゃいましたね。
恥ずかしいような。
でも力説しましたのでこのまま載せさせていただきます。

みんなでハッピーに生きましょう!

2012.05.14 | 音楽のある生活


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