久佳乃Blog

呼吸について深く考えてみる

猛暑が続いておりますね。
皆さん、くれぐれもお体にはお気をつけて
毎日をお過ごしくださいね。

さて、今日は呼吸について日頃感じておりますことを
書かせていただきたいと思います。

私事ですが、先月からブログの更新が減ってきております。
過去の更新履歴を見ましても、頻繁に更新がされているときと
更新が滞っているときとあります。
長く続けていればそういうものだろう、と感じればそれまでなのですが
面白い発見をしています。
何らかの表現方法も、実は呼吸と同じ。
「一度吐いたら、吐く前には吸わなければまた吐けない」ということです。
何を言いたいのだろう??と思われている方もいらっしゃることでしょう。
これは自分の過去の行動と結びつけて得られた経験から
わかったことなのです。

例えば最近のことですが、私は先々週から
あるカルチャーセンターに通い始めました。
クラスは文章を書く教室です。
ひと月前から入会を決意しておりましたので
頭の中は「何を書こうか?」という思いでいっぱいになりました。
文章を書くことが目的のクラスですから
毎回原稿を提出することになっています。
だから、初めての日には書いた原稿を持参して
出席しなければなりませんでした。
本来そうであるべきように、参加するまでには
きちんとした準備がいるのです。
原稿を書くまでにはとっても時間がかかりました。
400字詰め原稿用紙を10枚前後までという制限は
私にとって初めての量だったので、まずは文章の書き方の本を
手当り次第に買って来て読みました。
呼吸で言えば、吸っている状態のことですね。
でも、吸うだけ吸ってみてわかりました。
いくら吸っても、そもそも文章を書くという行為で
吐けるだけ吐いていない(書けるだけ書いていない)ので
吸える(書くことに対しての知識を得る)量は
限られているということに気がつきました。
そこで、やっぱり書くには書くことでしかわからないことがあると
自分ができる範囲で実際に書くことに行動をシフトしました。
書き慣れていないので、書いては置き、また書いては置き、
その都度テーマを変え、趣向を変えしてひと月を過ごしました。
限られた時間の中で、吐けるだけ吐いたのです。
提出するための原稿を書けるだけ書いている間は
ブログを更新をすることに気がゆかず、ひたすらパソコンに向かって
原稿を書いていました。
身体はひとつしかありませんから
「どこかで思い切り吐いているときは、息を潜めているように見えることもある」
のですよね。
だから、例えば「最近あの人テレビに出て来ないよね」
というような場面でも、その人はどこかで
今まで吐いてきたものを取り戻すように
人目のつかないところで息を吸っているか、
もしくは分野を変えて新しい自分を表現して吐いているか、
どちらかだと感じるのです。

先日、学校の講義で「ヴォイストレーニングクイズ」というのをしました。
そこで、こんなクイズを出してみました。

呼吸の「吐く」と「吸う」では
どちらのほうが優先順位が高いか?

80パーセントの学生たちが「吸う」ほうが優先だと答えました。
なぜ?と尋ねると理由は「吸わなければ吐けないから」だそうです。
確かにその通りです。
ですが、私はこれらの反応に出会い、
みんな、息詰まっているのだなと切なくなりました。
安心して自分の持っているものを思いきり表現する、
思いきり吐ける環境になっていったらいいと思います。
いえ、自分でそういった環境を作ることができるよう
自信を持って吐いて、吐いていきましょう。

吸いたかったら、吐く。
今あるものを解放してみる。
人生は呼吸と同じ。
呼吸の仕方は、人生の生き方にそのまま反映されているような気がしてなりません。
私もそれを思い出しては、必要な時は勇気を持って吐くこと、
吐けるだけ吐いて、また新しきを吸ってを繰り返していきたいと思います。

2010.07.24 | 声について想う

素敵な歳のとり方

今日は休日でした。
夫と二人でちょっとしたものを買いに出かけるところでした。
玄関先で夫が足の悪い祖母に
「おばあちゃん、なんかいるなら買ってくるよ〜!」
と声をかけました。
すると、祖母は使い慣れた土佐弁で
「おばあちゃんは、なんちゃあいらん。
どおっーさりと、なんでもある」
と元気な明るい声で答えてくれました。

素敵だなぁ、と思いました。
私もおばあさんのように、90歳近くになって
「もうなんでもいっぱい持っているから、なんにもいらない」
と心から思えるようなおばあさんになりたいです。

幸せな歳のとり方。

2010.07.15 | 日常

「体と心が喜ぶ声」は五歳の頃に戻って•••

「先生のレッスンには最初戸惑いました」
というお言葉をよく皆さんからいただきます。
それは、私がよく
「今、どんな風に感じましたか?」とか
「この歌を○○さんはどのように歌いたいんですか?」とか
英語でいえば「How〜?(どのように?)」という質問をするからです。

また、こんな風にも質問させていただくことがあります。
「どうして今、高い声が楽に出せたと思いますか?」
「どうしてこのフレーズはそう歌ってみたくなるんでしょうか?」と
英語でいえば「Why〜(どうして?)」という言葉をよく使わせていただきます。

すると、今まで周りの人から
「どんな風に感じる?」
「どんな風にしたい?」
「どうしてそうしたい?」
と尋ねられてこなかった方にとっては
非常に答えにくい状況になるのですね。
「さて、じゃあ、どうしましょうか?」と
じっと目を見て相手に待たれてしまうと
「え?私どうしたらいいの?」と戸惑ってしまうのです。

でも実は、声にはこの
「どうしたいか?」「なぜそうしたいか?」
という自問こそがとても大切なのです。

人に何かを感じさせられる声には、あなたの意志が必要だからです。

先生の言う通りにやっていればいい、という感覚は
自分の体や心を相手に預けてしまっているようなもの。
「そもそも声を活かして何をしたかったか」というあなたの意志さえも
人任せにしてしまっているようなものです。

最初は難しいかもしれません、が
五歳の頃に戻ったような感覚で自分自身に問いかけてあげてください。

どうしたら楽しい?
どうしたら嬉しい?

どうして楽しいの?
どうして嬉しいの?

子供たちはこのような質問に答えるのに長い時間は必要ありません。
私たちも子供の頃は簡単だったはず。

自分の体や心が喜ぶことをしてあげてください。
ここを撫でて、ここをこうして。
そうしたら、私はとっても気持ちがいいから。
と自分が喜ぶほうへ連れて行ってあげるのです。

そうすればもちろん、あなたの声は自分を癒し、相手を癒し、
たくさんの人の心をも喜ばせることができるでしょう。

そう、五歳の頃に戻って•••です。

2010.07.03 | 声について想う


はじめまして。ヴォイストレーナーの亘理久佳乃(わたりひかり)です。
しっかり、楽しく、体で伝わるヴォイストレーニングを心がけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします♪

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