歌の練習ってなあに?
教室に通い始めて間もない方で
よくこのようにおっしゃる方がいらっしゃいます。
「すみません、あまり練習してこなかったんです。。」
とても申し訳なさそうに、あるいはこちらに知っておいてほしい
というようなニュアンスでおっしゃるのですが
果たして、その練習とは
そもそも当を得た練習になっているのでしょうか。
かつてわたしもピアノを習っていた頃、
練習をせずに先生のレッスンを受ける日は苦痛で仕方ありませんでした。
弾けば練習していないことがバレてしまうし、
先生にはもちろん怒られるし、レッスンが終わる度に
次は絶対練習して臨むんだ!と心の中で自分を叱咤するのですが
あっという間に次のレッスンの日がやって来て、
また練習をしていない自分を情けなく、やろうと思ったのに
やれていなかった自分を惨めに感じたものです。
たしかにピアノは、まずは指で鍵盤が弾けるようになるために
ピアノの前に座り、楽譜を眺めては正しい指運びで鍵盤を叩くといった運動を
繰り返し練習する必要があります。
これは演奏する前のプロセスで、練習に他なりません。
十本の指でピアノの鍵盤を弾くという運動は、私たち人間にとって
ある種特別な行為、ピアノという発明品に合わせて指を動かすといった
技術的な行為であるといえます。
楽譜を一瞬にして捉え、楽譜通りに指が鍵盤の上を動くようになるまで
長い時間の練習が積み重ねられ、そのうち、
まるでピアノが自分の身体の一部になるといったところまでいって
初めてそれは技術とは言わなくなるような気がします。
ピアノを弾くといった行為がこの段階までくると
この演奏者にとって、練習といった行為は
ただ楽譜通りに鍵盤を弾くことを何度も繰り返すといった行為とは
違うものになってきます。
さて、長くなりましたが、歌の練習とはいったい何でしょう。
わたしが考える歌うという行為は、技術ではありません。
ピアノという楽器を指で弾くという、ある種の特別な行為ではなく
人間が生まれ持った能力であると思うのです。
歌というから特別に聴こえるのかもしれません。
では、こうならどうでしょう。
声を発するという行為、言葉を発するという行為、
泣くという行為、笑うという行為、人と思いを交わすという行為。
声はなんのためにこの世に生まれたのかを思えば
おのずと答えは出てきます。
特別な技術ではない歌うという行為を練習するというのは
少し変な言葉になります。
じゃあ、歌は練習しなくても上手くなるの?
わたしはどうして歌が上手くないの?
と思われた方もいらっしゃるでしょう。
悩んでしまいますよね。
歌が上手になりたい、と強く願っている皆さんに
わたしは心から伝えたいことがあります。
それは、当を得た練習をしていただきたいということです。
ずばり、歌が上手になりたかったら
まず人と思いを交わすという行為、人とのコミュニケーションに
一生懸命になって取り組んでください。
相手と目を合わせて、そして相手の言葉によく耳を傾けて
自分の思いや相手の思いを楽しく交換するのです。
次のレッスンまでにどんなことを練習したらいいですか?
というご質問もよく受けますが、
日常の生活の中で、会話の中で、
相手とより心と心を交流させること、
今までよりも元気に職場で挨拶をすることだったり、
家族に普段感じていることを伝えてみることだったり、
「ありがとう」と素直に言ってみることだったり、
もうそれはそれは色々なところで、色々な場面で練習できます。
これは人とコミュニケーションをするという練習です。
もしかしたら、この時代で今いちばん練習が必要なことかもしれません。
たのしい音楽教室では、音楽をできるだけ実用的に用いています。
相手とのコミュニケーション、そして自分自身とのコミュニケーションに
重きを置いています。
一部の人だけが楽しむものではないことを皆さんと分かち合えるように、
人生の主役は自分だ!という時代がやって来たからこそ、
多いに歌ったり、踊ったりしながら人生を謳歌してほしい、
楽しんでほしい、笑っていてほしい、そう強く思います。
あ〜、久しぶりのブログでまた熱くなっちゃいましたね。
恥ずかしいような。
でも力説しましたのでこのまま載せさせていただきます。
みんなでハッピーに生きましょう!
2012.05.14 | 音楽のある生活
自分の身体がわかると気持ちがいい
いやぁ、春ですね〜♪
もうお花見に出かけられた方やこれからという方まで
春の訪れをそれぞれに楽しんでいらっしゃるようですね。
もちろん、わたしもやって来た春先を楽しんでいるその一人です。
春になると気候も暖かくなり、冬の時期にじっと耐えていた身体が
ふわっとほぐれてくるのですよね。
お世話になっている整体の先生によれば、この時期どっと疲れが出る方も多いようです。
わたしの身体も、先日からどうもだるいやら重いやらで
身体全体が眠いような感覚で覚醒しないのですよね。
思えばこれは、身体がほぐれているということなのでしょう。
ただほぐれようとしているのにほぐれなかったら、
これは気持ちが悪いですよね。
だから、今また一生懸命に自分の身体を知ろうと
あれやこれや、伸縮体操を試しています。
すると、やっぱりインナーマッスルですね、
ここが伸びたくて仕方がない、という声が聴こえたような気がしました。
え?だれが言っているのかって?
身体が教えてくれるのですよ、ここ、伸ばしたいよ〜って(笑)
やっぱり自然治癒力だけでは足りないこともあるようです。
ちょっと身体が疲れ気味だったり、水分不足だったり、
睡眠不足だったり、いろいろと理由はありますね。
そういうときは、身体の声をよく聴いて
自分自身の意志も、行動とともに協力して良い状態を創ってあげることが大切です。
ここ最近よくよく自分の身体を研究してみましたら
腸骨筋(大腰筋と腸骨筋の二種類の総称)の伸縮体操が非常に効きました!
ああ〜、気持ちいい〜っ!!と思わず溜め息がでるほど。
長年ずっと、ここが伸ばしたかったんだ......と大満足です。
大感動の後、すぐに身体の声はまだ続きました。
すねの外側の筋肉が重いようなだるいような、時々強く強張ったりもするのです。
そこでまた研究......。
すると、長指伸筋(膝下すねの外側)と大腿筋張膜筋(太もも上外側の筋肉)が
収縮していることに気がつきました!
早速その筋肉に効く伸縮体操を試してみると、
これまた、ああ、ここだったのかあ、とみるみる身体が軽くなりました。
今までどうして気づかなかったのだろう...とも思いますが
過去は過去です。
長年の凝りをほぐすことができて、ほんとうに幸せ^^
やっと自分の身体に報いてあげることができたように思います。
これでまたいい声が出せるぞぉ〜、とにまにましてしまいます(笑)
また皆さんのヴォイストレーニングにも
多いに活かしていきたいと思っていますのでお楽しみに♪
特にインナーマッスルは、呼気(吐くこと)とともに発声を取り入れて
体操してみるとずっと効果があるように思います。
ブログだけをご覧いただいてる方は、ぜひ、筋肉の名称を
インターネットなどで調べてみてくださいね。
たくさんの身体を研究されている先生方が
いろいろな体操や痛みの原因、筋肉の動き方などを教えてくれています。
さあ、みんなで自分の身体が求めていることをしてあげましょう〜♪
Let's enjoy our life!!
2012.03.31 | 日常
あの天空の城へドライブ
今日は天空の城ラピュタ!......ではなく
世界遺産のマチュピチュ!......でもなく
兵庫県朝来市和田山町にある竹田城跡へ出かけてきました。
お城跡の好きな方にはもちろん、
ちょっとしたハイキングにもぴったりのおすすめの場所です。
1キロほど離れたところに駐車場があるのですが、
城跡まで登るのに二つの道(コース)を選ぶことができます。
もちろんわたしは山道を選びましたが、パートナーが途中でダウン。。
そういえば、登り口に「健脚者の方におすすめです」と注意書きがあったような...。
後から登ってこられた団塊世代のご夫婦のほうがよっぽど足並みが確かです(笑)
それでもどうにか登り詰め、一番低いところの石垣まで辿り着き、
平地に上がってみれば、そこは
それはそれはもう、素晴らしく見晴らしのいい天空の場所でした。
こんなところに、こんなに立派なお城が建っていたんですね。
写真や動画をいっぱい撮ったのですが、
また近いうちにmy musicと一緒にアップさせていただきます。
歴史に思いを馳せるもよし、
心地よい汗をかきに爽やかな風に吹かれるもよし、
気持ちを明るくリフレッシュさせたいときにぴったりの場所です。
桜も咲くようですよ。
わたしもまた、いつかきっと訪れることになるでしょう。
それくらい気に入りました。
今度は緑が美しくなった季節に、と考えるだけでワクワクしてきます。
2012.03.21 | 日常
自分に投資せよ by 安藤忠雄
今日はホワイトデーでしたね。
道理で行きつけのケーキ屋さんに出かけたとき、
30代〜40代の男性がたくさんお店のほうへ入って行くのを見たわけです。
きっとバレンタインデーのお返しを買い求めに来られたのでしょう。
何をしにどこへ出かけるか?
何にお金を使うか?
時間をどう使うか?
私たちは日々、何か目的を持ち、どこかへ出かけたり
時間を使ったり、お金を使ったりしています。
先ほど朝日カルチャーの文章教室の講義から
自宅へ戻ってまいりまして、ふとテレビをつけると
わたしの好きな安藤忠雄さんが勝間和代さんと対談(仕事学のすすめ)されていました。
安藤さんのお話は、いつ聴いても情熱的で感動的です。
まるで必死に誰かを応援し続けた後の叫んで嗄らしたような声で
それでもなお一生懸命に、何か大切なものを私たちに伝えようとしてくれています。
この番組で安藤さんが私たちに伝えてくれていたこと、それは
「自分の能力を高めるために投資せよ」
大学に入学できなかった安藤さんは独学で
世界の建築家としての地位を築いてきました。
(一級建築士、東大名誉教授、プリツカー賞など世界中で様々な賞を受賞)
少ないお金でおよそ10ヶ月のヨーロッパへの旅に出かけます。
わからない、わからない、と著名な建築を訪れてはスケッチし、
わからない、わからない、と毎日10時間も歩いては
多くの建築をスケッチして歩きました。
安藤さんはこう言います。
待っていてはだめだ。
仕事を自分で創造せよ。
そのためには、自分の能力を高めるために投資せよ。
わたしはこういった安藤さんの姿勢、生き方がとても好きです。
自分に投資をしたいけれども、何から始めたらいいかわからない方には
いろいろな本を読むことから始めてみましょう。
安藤さんも独学であったために、たくさんの本を読まれたそうです。
時間の使い方については、勝間和代さんの
「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」を参考にされるのも良いと思います。
何気なく過ごしている時間を四種類(消費、浪費、投資、空費)に分けてみることで
どのように自分が毎日の時間を使っているかを客観的に捉えることができる
面白い方法が描かれています。
わたしがこの本を読んだのは、4〜5年前になるかと思いますが
とても参考になりました。
自分はそれほど時間を自己投資に使えていないのではないか?
と不安に感じていたのですが、意外にも多くの時間を
自己投資の時間として使えていました。
自分で自分の中にある不安を煽るのではなく、
ああ、このまま投資していけば大丈夫と思えたのを覚えています。
あれから今日まで多くの時間は過ぎていきましたが
今日も自分に投資ができていることがわたしに自信を与えてくれています。
音楽は時間芸術と呼ばれています。
毎日たくさんの生徒さんとご一緒にヴォイストレーニングや
歌を演奏するということを通して、
時間についていろいろなことを感じさせられています。
時間はとても大切なものですよね。
皆さんも豊かな時間の過ごし方を創造し、工夫しながら
楽しんでみてください。
普段何気なく過ごしている時間をどのように使っているのかを
もう一度よく見直してみるのも面白いと思いますよ。
2012.03.14 | 読書
Keep Moving 2012'3'11
昨年の3月11日から一年が経ちましたね。
皆さん、どのような朝、一日をお迎えでしょうか。
あの日、私たちはそれぞれに傷つき、恐怖を感じ、
未来への不安を抱きました。
どうしようもない無力感はどこからでもなく
私たち一人一人のインサイド(内側)からやって来るものなのですね。
内側から生まれてくる不安や恐怖に支配されてしまうと
私たちの身体はまるで道路の真ん中でうずくまっている
子猫のようになってしまいました。
だから、Keep Moving.
「動き続ける」なのです。
先日ケーブルテレビでたまたま、あの『タイタニック』を観ました。
沈んでゆく巨船の中で、ジャックとローズは手を繋ぎ、動き続けます。
ローズが戸惑い、不安や恐怖に支配されそうになったとき、
ジャック•ドーソンはあの無邪気な笑顔で彼女に声をかけ続けます。
Keep Moving!! 動き続けろ
Keep Moving!! 動き続けるんだ、ローズ
私たちも動き続けましょう。
今日も私たちに与えられた役割を一生懸命に行いましょう。
そして、大切な人と一緒に、心豊かに過ごしましょう。
Keep Moving. Keep Moving.
2012.03.11 | 映画鑑賞
自己表現者としての自分というアバターを育ててみる
人生は自己表現そのものである。
そう思いませんか?
多くの人たちは、一週間の大半の時間に何をするかが
ほぼ決められていて、その予定どおりに活動しています。
ほぼ決められている、とあえて書きましたが
本当にそうでしょうか?
自分で決めた結果、そうなっているというのと
誰かに決められた結果、そうなっているというのとでは
天と地ほどの違いがあります。
自己表現は誰かに決められてするものではありません。
自分で自分に問いたいものを問い、答え、解決し、実行してみることです。
自分の中から出たものに驚き、感動を覚え、外に出してみる。
そしてまた、自分の中から外に出してみたもの(作品)を眺めては
また自分自身が驚き、感動を覚えるもの、それが自己表現です。
自己表現というものを以上のような言葉に置き換えてみると
まさに、人生は自己表現そのものなんだなぁ...とつくづく思います。
自分を表現することを誰かに預けてしまうとどうなるのか、
容易に想像がつきますよね。
このブログをご覧になっていただいる皆さんにはぜひ、
自分を表現すること、自分で自分を楽しむことを育てていただきたい、
そう強く思います。
何でもいいですから、自己表現してみましょう。
絵を描いたり、文章を書いてみたり、版画を彫ってみたり、
写真を撮ってみたり、料理本そのままではなく、
自分流に工夫した料理を作ってみたり...
さまざまなところに自己表現の楽しみはあります。
そこでお勧めいたしますのは、作ったもの、つまり作品ですね、
その作品はしばらく残して取っておいてみることです。
こちらに見える皆さんは日々歌うことで自己表現をしていますので、
歌った歌をレコーディングして取っておきます。
それを観客として聴くのです。
歌ってすぐ聴くこともあれば、一週間、二週間と間を空けて聴くこともあります。
レコーディングしたものは声の記録としてお渡ししていますので
自分さえ自分を研究しようと思えば、何ヶ月前のものから何年も前のものまで
残しておいたものを聴くことができます。
するとそこには、日常生活を生きて活動している自分そのものが現れます。
この場合は、過去のものですね。
この教室を開いてもう8年が経ちますが、
この間、約1000人の方とご一緒にマンツーマンレッスンをさせていただいてきて
確信していることがあります。
それは、先ほども少し触れましたが
人生の生き方と自己表現の仕方はイコールだということです。
人生の生き方 = 自己表現の仕方
ということは、自己表現したもの、作品を人生と観るわけです。
人生 = 作品
もしも、自分の人生に迷ったら、
自己表現しながら答えを見つけていくことができます。
そうです、作品は自分というアバターなのです。
だから、今日はちょっと変わったタイトルでブログを書いてみました。
自己表現者としての自分というアバターを育ててみる。
ワクワクしてきませんか?
ぜひ、なんでも気の向くところから始めてみてください。
きっと、人生の指針になってくれるはずです^^
2012.02.29 | 日常
声は体力を量るバロメーター
肩が凝っているのに、自分では気づいていないという状態があります。
整体などに言って、施術を受けてはじめて
「肩、凝ってますね〜!」と先生にびっくりされたり。
わたしも以前はよくそういうことがありました。
それだけ自分の身体に気が向いていなかったのですね。
感覚が鈍くなっている状態というか...。
うちの教室に見える皆さんの中にも
あれ、なんでわたし、今日はこんなに声が出ないの!?
と驚かれる方がいます。
自分の声を録音してみてはじめて、そう気づくのです。
いつもよりも声に伸びやツヤがなかったり、声が身体に籠っていたりするので
一目瞭然(見るんじゃなくて聴くんですけれども...^^)なんです。
いつものようにレッスンに見えたときは、ご本人は気づいていないのです。
ヴォイストレーニングをしている間も、マイクの前で歌っている間も
やっていることに一生懸命で気づかないのです。
でも、レコーディングした自分の歌声を聴いてみると、すぐにわかっちゃうんです。
あれ、なんでわたし、こんなに声が出ていないの??って。
いつもはきれいに伸びていた声が、まるでこちら側に伸びてこないと
かなり落ち込むんですよね。
わたしにもそういう経験があるので、とてもよくわかります。
コンディションがいいときを知っているので尚更悲しくなります。
そこで、レッスン中の皆さんにそういうことが起こったときは
「今日は、お身体が疲れているみたいですね...」とそっとお伝えすることになります。
自分は気づいていなくても、実は相手は最初から気づいているのです。
自分のことをよく観察してくれている相手なら、
あ、今日は○○さん、ちょっとお疲れみたいだな、ってわかっているんです。
でも、本人は気づいていないから、自然と向き合えるように
声を録音して聴いていただくのです。
一瞬は落ち込みますが、自分の身体は今ちょっと疲れているみたいだ
ということがわかったときには、皆さん、良い顔になって帰られます。
「しばらくは身体をちょっと休ませてあげたいと思います」と
ご自分の身体を労ろうという気持ちが湧いてくるのですよね。
○○さん、今日はお疲れのようですね、とお伝えしたときには
だいたいはご本人も心当たりがあるようで、
そういえば二日前にやっと国家資格の受験を終えたとか
そういえば一週間くらい前からずっとトレーナーになるために
睡眠不足が続いていたとか...
やっぱり、身体は正直ですよね。
頭のほうは興奮覚めやらずで、ちょっとしたクライマーズハイに
なっているということもあります。
皆さんからいつもいろいろな発見をさせていただけるように、
あらためて思いますのは、声にはすべてが表れるという素晴らしさと恐ろしさ(笑)
声はつくづく、健康のバロメーターです。
今日はちょっと声に元気がないな、と自分で気がつけたときは
少し身体を休ませてあげるといいですね。
がんばりすぎないように、楽しくまいりましょう♪
2012.02.21 | 声について想う
蘭のように匂いたい
蘭ってすごいんです。
何がすごいかって、蘭のほとんどが固有種なのです。
過酷な環境で進化してきたものが多く、孤高の花ともいえるでしょう。
わたしがもっとびっくりしたのが、蘭の受粉について。
多くの花は、虫や蝶などに蜜をあげることによって
花粉を運んでもらう受粉方法を選んでいるのに対して
蘭は虫たちになーにもあげないのだそうです。
では、虫たちはどうして蘭に呼び寄せられるのでしょう?
それは、蘭の放つ強い匂いがあるからです。
先日、『奇跡の星の植物館』(淡路夢舞台)蘭の展覧会に出かけたときのことです。
たくさんの蘭が咲き誇る中、そこにはなんと
ハエを呼び寄せる生ゴミのような匂いを放つ蘭までいました。
たくさんいる虫たちの中で、どうしてこの蘭は
よりにもよってハエを選んだのだろう......なんて思いましたが
けっこういい香りでしたよ^^
わたし、癖のある香りや味が大好きなんです。
とにかく、蘭は蘭で一所懸命に匂い立ちながら
繁殖していくのですよね。
蘭の中には特定のパートナー(虫や鳥の場合もある)を選んで
進化するものもあるらしいですよ。
特定のパートナーにだけにわかる匂いを放ち、
自分の花粉を運んでもらうなんて、なんて素敵な出会いでしょう♪
呼び寄せられた虫や鳥たちは、きっと幸せに違いありません。
何ももらえなくてもね(笑)
わたしも、そんな蘭のような存在になりたいなぁ。
と、そんなことを思う今日この頃。。。
いや、思うだけじゃなくて、行動、行動!!
蘭をお手本に、自分も繁殖しなくては。
追伸 いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。
しばらく間が空いておりましたが、またちょこちょこと投稿することを
再開したいと思います。
皆さんに楽しんでいただけるよう、綴ってゆきます。
2012.02.20 | 癒し癒され
ヴォイストレーニングで"目力(めぢから)"をつける
さて、いきなり本題に入りますが、皆さんは
声にも目力があるって知っていましたか?
まずここで、目力(めぢから)について意味を調べてみましょう。
1 目の表情や視線が他人に与える印象。特に、その人の意志や内面の強さなどが現れているように感じさせる目の表情。視線自体から感じる圧力・圧迫感。「―がある」
2 あるものを見て、それを頼りに思うこと。 (大辞泉より)
目がこれだけの強い印象を与えるなら、もちろん
皆さんの声も常に相手に対してなんらかの印象を届けています。
たとえば、こういうのはどうでしょう?
1 声の表情や発声が他人に与える印象。特に、その人の意志や内面の強さなどが現れているように感じさせる声の表情。発声自体から感じる圧力•圧迫感。「声に力がある」
2 あるものを声に出して、それを頼りに思うこと。
いかがですか?
目に力が宿っているように、声にも力は宿っているのです。
だから、わたしは皆さんの声を聴いているようで観ています。
話しているあなたの声と、わたしの目が合うかどうか。
もしも合わなければ、あなたの声はわたしに届いていないということです。
または、歌っている、または話しているあなたの声には
あなたの意志や内面の強さが現れているかどうか。
もしも相手にそう感じさせられなければ、あなたの声には意志や内面の強さが
宿って聴こえてこないということになります。
声は目と同じで、自分のためにだけではなく
相手のためにある大切な、とても表現豊かな媒体でもあります。
目が相手に対して強い印象を与える媒体であるなら、もちろん
声も相手に対して強い印象を与える媒体であるということを
もう一度改めて皆さんと感じていきたいと思います。
そうです、これは自然なことなのでしょうが
目力がある人は声にも力がある、
声に力がある人は目にも力もある、
というのはほんとうのことです。
ぜひ、周りの人を観察してみてくださいね。
2012.02.12 | 声について想う
ヴォイストレーニング、まずは能動的な一歩、踏み出してみなはれっ
新年明けましてと明ける前から
体験レッスンのお申し込みがぽつぽつと入ってきております。
やはり昨年やってみたかったけどなかなか踏み出せなかった、
スタートできなかった、と心残りに思われていた方や
よっし、年が明けたし、いよいよやりたかったことをやってみよう!
と足を踏み出された方がご連絡くださっているのではないかな
と想像しております。
皆さんもご存知のとおり(ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが)
当教室は夫婦二人だけでやっております小さな音楽教室でございます。
個人の時間と空間を大切にしていただくために
完全予約制、マンツーマンのプライベートレッスンに
限らせていただいております。
またこの「たのしい音楽教室」も今年の春でまる8年を迎えることとなり、
私たち夫婦の音楽への想いもより高まってきたこともあって
レッスン数を以前よりも少し抑え、個人の音楽活動にその分の時間と
エネルギーを注がせていただくことを昨年度から始めさせていただいております。
(私たちの音楽発表についてはiTunesより世界に発信させていただいております)
ですから、どんなにがんばっても物理的作用といいますか
一日にご指導させていただける時間も自然と限られてきます。
すでにこちらに通われている皆さんはご承知いただいておりますが
急なレッスンのご予約はなかなかお受けすることが難しい状況です。
遅くとも一週間前から、土日祝日をご希望の際は尚更に
二週間前ほど前からご予約いただくのが安心です。
(時々、急なご予約でもすっぽりと自然と入られる方もいらっしゃって
それはもうこの方はツイていらっしゃるなぁと感心させていただいております)
そこでわたしが背中を押させていただきたいと思うのは、
以前から気になっていた、やってみたいけどどうしよう...と
少しでも迷われている方は、頭で考えるよりも行動で
とにかく体験レッスンに足を運ぶ準備、ご予約をしていただくことに
勇気を使っていただきたいということです。
といいますのは、ある日ある方から尋ねられました。
「音楽教室を始めて、もう8年目になるんだぁ、おめでとう!
それで、今まで通算何人の人のレッスンをしてきたことになるの?」
そのようなことを質問されたことがなかったわたしは
なるほど面白い質問だなと思って概算を出したところ、
以前学校で受け持たせていただいたクラスもあわせて
およそ1000人くらいになるということを初めて知りました。
たかが1000人、されど1000人。
一人で1000人の方の声の出し方、身体の動き、心の動きなどを
このおよそ8年間、じっくりと観察させていただいてきたということなのです。
ついこの間も、この教室をご卒業されて約4年が経ったOBの方と
ご一緒させていただいたときの会話ですが、わたしが
「今でもお母さまは書道の先生を元気にされていらっしゃるのですか?」
「○○さんのご実家近くに有名なお寺がありますよね。わたし、そこへ
前から行ってみたいのですが、まだ行けていないのですよ」
「○○さん、タップダンスを始められたのでしたよね?それでどうですか?
楽しんでますか?」
「あ、そういえばお姉さまは東京がお住まいでしたよね。お元気でいらっしゃいますか?」
などと他にもいろいろなことを世間話のつもりで投げかけますと、
その方はかなり驚かれてこう仰るのです。
「よく覚えていらっしゃいますね〜」
ちょっと引き気味に驚いていらっしゃったので、
自分がストーカーにでもなったような気分になるのが面白かったです^^;
何が言いたいのかと申しますと、わたしはそれはもう夢中で
レッスン中、皆さんを観察させていただいているのです。
これを恋愛に例えるなら、熱烈な片思いと言ってもいいほど 笑
観察させていただいている中、わたし自身が非常に勉強させていただいています。
そうした中で、ひとつの法則をいくつも見出してしていくわけです。
そのいくつかのうちのひとつの法則に、
何か物事を始めるときの理想の姿勢はやはり
能動的な姿勢だということがはっきりしています。
人は「嫌だなぁ」とか、あまり気乗りしないことには
消極的な態度、つまり受動的な姿勢をとります。
それが逆に「これ、楽しそうだなぁ」「やりたいなぁ」と
気が乗ってくること、ワクワク、ドキドキすることには
積極的な態度、つまり能動的な姿勢をとります。
自分が普段何に対して受動的な姿勢をとっているのか、
能動的な姿勢をとっているのかを観察してみるのも
何かを決めるときにとてもいいバロメーターになるかと思いますが
それよりもわたしが注目したいのは、自分側から始めることの他に
相手側から始めてみるという逆のパターンにこれをうまく利用するということです。
ちょっとわかりにくくなったかと思いますので説明させていただきますと
つまり、ちょっと嫌なこと、ちょっと気乗りしないこと、
例えば何かを克服したいとか、今年こそは実現させたいけど不安だなぁ
というようなことでも、姿勢から入ってしまうということです。
能動的な姿勢を「型」として構えることを意識しながら始めてみるということです。
すると不思議、ほんとうに自然と何事もうまくいきます。
嫌だなぁ、気乗りしないなぁ、といって逃げ腰になっている状態が
心にも身体にも、もちろん声にもいちばん良くないのです。
嫌だなぁ、気乗りしないなぁ、という心の声が聴こえたときは
身体から、そう、姿勢から物理的な作用を起こしてみることです。
これこそが今まで乗り越えられなかったものを乗り越えられるようになる力です。
ぜひ、いろいろな場面で試してみてください♪
まずは、第一歩。
同じ一歩を踏み出すなら、能動的な一歩をお勧めいたします。
今日も皆さんの幸せな生活を願っております^_^
2012.01.06 | 声について想う